「顔の無い月」倉木鈴菜 レジカラット（クレイズ）レビュー

「顔の無い月」倉木鈴菜 レジカラット
（メーカー：クレイズ）

427体目はクレイズ製の鈴菜です。

顔のない月は10年以上前に大ヒットしたタイトルで、パソゲーユーザーはもちろんのこと、ギャルゲーユーザーにも人気のある知名度の高い18禁ゲームでした。
コンシューマー移植はされませんでしたが、のちにアダルトアニメ化されました。
自分はプレイしていないのですが、キャラデザのCARNELIAN先生の絵が好きだったので、画集とか買っていたのを覚えています。

このレジカラットとは、塗装済みパーツを接着剤で組み立てていくシリーズです。
手間がかかる上に、組み立てる順番に注意しないといけないのですが、定価は一般的な完成品PVCフィギュアと同等かそれ以上という、色々な点で敷居の高いフィギュアです。








台座が元々ない製品なのと、パーツの噛み合わせや接着時の角度の都合で、足や髪が地面に接地していません。






切なげな表情にグッときます。


蛇のような髪の広がり方です。










スカートの造形はかなり良いのですが、セーラー服の造形・塗装にダルさがあります。


角度的の見づらいのですが、下乳が若干の隙間から観察できます。








パンツ造形はダルめで２パーツに分かれていることもあり、見る角度によっては分断されているのが丸見えです。






こちらでシールを貼っていますが、このフィギュアの一番の見所はやはりここです。といっても縦スジがあるだけですが…。

評価
　造形：★★★★☆
　彩色：★★★★☆
　色気：★★★★★
　総合：★★★★☆

切なげな表情がポーズと相まってかなり良いです。
セーラー服やスカートのシワ造形はとても良く、特にスカートの造形は綺麗です。
スカーフ周辺は通常、地面に接地し目立たないので大きな問題ではないのですが、造形や塗装がダルめです。
髪が蛇のように広がっていて、下手に扱うと折れてしまいそうで少し怖いです。

全体的にグラデーションが綺麗で、スカートのグラデは特に良いと思います。
スカーフ周辺やセーラー服の赤いラインにダルさを感じます。

おっぱいは若干下乳が見える程度なので見所としては微妙です。
パンツは２パーツに分わかれていることや、耐久性の面を考慮してのことだと思いますが、分厚いのでパンツ感がありません。
局部は縦スジのみの造形なのですが、無色透明の塗料が塗布されていてテカリがあり、濡れ濡れ感があります。

1/10スケール程度のサイズなのでボリューム感に欠けてはいますが、表情・ポーズ・シチュエーション等を総合して、18禁ゲームらしい少しアブノーマルな魅力を感じるコンセプトのフィギュアだと思います。

組み立てる手間はありますが、組み立てる順序をレビューしたブログを探せばさほど難しくはありません。
自分はクレイズブログで組み立てをレビューしていたので、それを参考にしました。

組み立ててしまうと中古流通しづらいフィギュアなので、安く売っていればオススメできる一品です。