フィギュアざっくりレビュー　19/9/29 今週の収得物

19/9/29 今週の収得物

19/9/29 今週の収得物

先週の予告通りに顔なじみになっているゲーセンの店長さんに増税直前のことでいろいろとお話をしてきました。

まぁ先週自分が書いたことがほとんど当たっていたので増税の話より雑談のほうが盛り上がってしまいましたがw

今週は【ゲーセン店長と考えるゲーセン事情】ってところでしょうかw

先に述べておきますが話を聞いたゲーセンは数年前まで美少女フィギュアも発注していました。
しかし会社の方針ということで今ではファンシー系の景品が中心のお子様・ファミリー向けゲーセンに転身している店舗です。

まぁ大型スーパー内のテナント店舗なのでそれが正常なんですよね

店長さんが物語シリーズなどのファンなので美少女フィギュア系の話も十分に通じる人なんですよw

①増税に関して

自分が先週書いたようにやはり増税の影響は大きく、景品費・光熱費・テナント費など当然上昇。
そこの補填は当然のようにキャッチャーの設定という形で顧客側に降りかかってくるわけです。

現在美少女フィギュアでいえば１個に1,800円程度は使ってもらわないと割が合わないようですね。
どこの店舗でも増税後は最低2,000円程度で取れる設定にしてくると予想されます。

あとはメダルゲームなどの設定も多少キツくするのではないでしょうか。
ビデオゲームに関しては変更のしようがないようですw

格ゲーの難易度を難しく設定して売上げが変わる訳もなし

②増税による景品の値上げに関して

自分がちょっと勘違いしていた部分です。
風営法でキャッチャーの景品は800円以内と定められているのですがこれは税抜き価格を意味しているそうです。

今回の増税で風営法は改正されません。
つまり増税後は実質的に税込み880円までの景品がグレーゾーンということですね。

突き詰めてしまうと税込み880円の景品を使うことはアウトになる可能性も…？

美少女フィギュアの原価って大体１体税抜き800円くらいなんですよ。
そこに消費税とちょいと高額なメーカー送料が加わるので実質１体の原価は1,000円を軽く超えます。

それでもあくまで景品自体の原価は税抜き800円以内になります。
つまり足りない分は送料として請求すれば良いか…の文化が成り立っている業種なわけですね。

話を戻しますが増税後に１体2,000円程度使ってもらわないと割が合わなくなるのは消費税＋光熱費＋テナント費＋人件費を考慮してのおおよその価格設定です。

通販が安いのは光熱費・テナント費・人件費を削減した結果ということですね

③景品の種類について

この話は来週に回そうと思っているのですがさわりだけ。

最近の景品は店員さんにとって動向が読みにくく発注に悩むそうですよ。
なにせタイトルがここ数年マンネリ化しているので発注してもはけるのかどうか心配なのでスルーすることが多いそうです。

そこに増税の影響があるので10月前後の発注は敬遠された仕入れになっているゲーセンがあるようです。
自分は何店舗もゲーセンを巡っていますがここ最近はそれを強く感じています。

例を挙げればミクさんのフィギュア…セガのモジュールフィギュア以外ってあまり見かけなくありませんか？
Project DIVAはセガの版権なのでモジュールフィギュアはセガの十八番で発注率は高いほうです。

タイトーやフリューもミクさんのフィギュアを出していますが増税とマンネリ化で大手くらいしか発注しないらしいですね。
なので中古相場はセガよりタイトーやフリューが高騰しているのが現状です。

もうちょっと突っ込んだ話は来週にw