「電撃文庫 FIGHTING CLIMAX」司波深雪 ハイグレードフィギュア(セガ)レビュー
司波深雪
ハイグレードフィギュア
1084体目はプライズ品の深雪です。
前回レビューした雪菜と同シリーズのフィギュアとなります。
ポーズとしてはシンプルですが髪・ネクタイ・マント?に躍動感があります。
高さは17cm弱といったところです。
顔輪郭の丸さと鼻の高さが微妙に気になります…。
髪の造形やグラデはそこそこといった感じです。
体のラインが出やすい衣装を生かすためにもメリハリのあるグラデがほしいところです…。
衣装造形は標準的で悪くないのですが単色塗装なので安っぽく見えがちです…。
マント?の柄プリントはプライズなので安っぽいですがクリア感はなかなかです。
リボンの塗装が粗いですね…。
爪は省略されています…。
汎用型CADは造形・塗装ともに雑です…。
スレンダーながらこの胸のボリューム感は素晴らしいですね。
さすがにこれだけガードが固いとパンツは確認できません…。
というかそもそも造形されていない可能性が…。
評価
造形:★★★☆☆
塗装:★★★☆☆
可愛さ:★★☆☆☆
総合:★★★☆☆
顔輪郭の丸さと鼻の高さで表情に違和感がありますが、シンプルな躍動感に深雪らしさを感じる造形だと思います。
グラデは髪のみなのでプライズらしい安っぽさがあります。
ただ、白い衣装のシワ造形はそれなりに分かりやすいので極端なのっぺり感は感じないかもしれません。
体のラインが出やすい衣装なので細身ながらメリハリのあるスタイルが魅力になっています。
とはいえ、パンツが鑑賞できないのは寂しいですねw
多少表情に難がありますがシンプルさを生かしたフィギュアではないでしょうか。
このシリーズの総評としましては、造形・塗装ともに中途半端感があります。
格闘ゲームとうこともあって躍動感やボリューム感に経費を使った代償なのでしょうか?
それと飾る側の都合を考慮していない感が否めません。
無駄にデカイ武器や翼などはボリュームがある反面スペースの圧迫があります。なるべく台座内に収めてほしいですねw
スケールサイズに統一感がないのも飾る側からするとなにげに厄介です。
明らかに智花が大きいので並べると違和感が…
アスナと桐乃のスケール感もやはり違っていますね…。
格ゲーなので当たり判定などを考慮するとゲーム的なスケール感は仕方ないことなのですが、フィギュアではきちんと統一してほしいところです。
この中途半端感に多くの人達が早い段階で気が付いたようで、シリーズ第3段目辺りにはどこのゲーセンでも在庫過多気味になっていました。
そりゃーゲーセン側もシリーズ後半は発注を抑えたり発注しなかったりといった対処しますよねぇ…。




